Book
とある方から教えていただいた本。タイトルとか副題からは、よくあるHow toもののビジネス本っぽい感じがします。ただ、原題は"Integrity"となっていて、これは「正直、高潔さ、全体が統合されている」といった意味合いです。著者のヘンリー・クラウドはクリ…
最近、仏教やイスラム教、それから宗教全般に関わる本を少しずつ読み始めています。その理由は、キリスト教が他の宗教とどう違うのかを客観的に把握したかったからです。もちろんある程度のことは知っていますが、その知識はキリスト教に関する本から得たも…
学生時代に、それから社会人になってからも何度か挑戦してそのたびに挫折して投げ出したドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』。この度めでたく?約3ヶ月かかって読み終えることができました。 人類の文学史上、最高傑作との呼び声も高い本作品ですが、…
もうじき映画『メッセージ』が封切られるので、なんとなく原作本に手を出してみたくなった。原題は「あなたの人生の物語」。でも本を手にとってみると、どうやら表題作を含む短編集らしい。ところが収録されている短編のどれもがネビュラ賞に星雲賞に、ヒュ…
BLUE GIANTの10巻とBLUE GIANT SUPREMEの1巻が同時発売された。海外編になって、一区切りつくとはいえ、話としては続いているので、どうしてタイトルを変えるのかと思ったけど、課長島耕作から部長島耕作みたいなものかな。(悪い例え) それはそうと、前作…
久々の村上春樹さんの長編、先日読了しましたので簡単に感想をば。とりあえずネタバレなしで書いて、また今度時間があったら、ネタバレありを書きたいと思います。 前回の長編『1Q84』は、村上春樹らしくないところ多々あり、それが魅力的だという読者もたく…
いま、『村上春樹雑文集』を読んでいます。そこに含まれている「壁と卵」 エルサレム賞受賞のあいさつについて、いつぞやツイートもしたのですが、ちょっとまとめておきたくて、ブログにも書いておくことにします。 この「雑文集」にはデビュー当時から最近…
結構前に書かれたエッセイだけど、やっと読むことができた。 村上春樹がプリンストンに客員で招かれていたときのあれやこれやのエピソード。 本人も前書きで記しているんだけれど、随分ストレートな意見が書き込まれている。 特に日本の大学受験とか、国家公…